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キャスティング

2022.04.01 | account_box

フライフィッシングでキャステイングは重要ですか? と問われる事があります。この釣りを経験した事のない方から投げるのが難しいでしょうとも言われる事も多々あります。何を目指しているかで、難しさや重要さは変わってきます。何を目指しているかで変わるとは魚釣り以外の何に使うねんと思う方もいそうですが。

キャスト自体を楽しむこともできます。単純に投げているだけでキャステインの動作に対してゾーンに入ることもあります。キャスティング時にはフライは空気抵抗の元になり、邪魔物なので外したくなります。なかなかそこまでのゾーンにはいる事はまれですが、何度か釣りの最中に毛ばりを外してしまった事もあります。釣りの最中にフライをとるとまず魚は釣れなくなるのでおかしな話ですが、本人のその時の気分はフライが邪魔だったので退場して頂いただけです。

まずフライキャスティングで正確にキャストしたい場所にできればできる程、釣果はあがります。距離についても遠くに投げる事ができればできる程釣れる確率はあがるでしょう。 距離については遠くに無理なく投げられ事になれば、隣の芝生は青く見える的なあの遠くのあの場所に投げられないから釣れないというメンタリティーから解放される事や、人によっては遠くに簡単に投げる事ができるからこそ足元をしっかりと釣れるようになったと聞いたことがあります。

釣り以外の用途してのフライキャスティングの楽しさとはとなると。

練習前より遠くに投げれるようになったがまず代表的なところですね。単純に遠くに投げる事ができるようになるのは面白いです。陸上競技の投てき種目の選手が一生懸命になって記録更新にいどむのと似たようなものです。個人的には遠くに飛ばす面白さと、同じくらいに好きなのは良いフィーリングを求めてのキャステインです。

野球のバッティング、ゴルフのスイング、テニスのスイング?などの経験者ならわかるはずなのですが道具を使って物を飛ばす運動などで色々なバランスが上手くいけばいくほど、良い感じでミートして芯をくったスイングをできた時の快感です。その感覚はフライキャスティングにもあり、気持ちよくなりすぎると毛ばりを外してしまったりします。

フライフィッシングの場合ロッドのテーパーデザイン(アクション)でキャスティングフィールも変わりますので重要ですが、それだけを最重要で作ってしまうと、釣り道具なのに魚釣りがしずらい釣り竿になったりもしますというか、そんな竿のあります。それは使う本人が分かっていて納得していれば問題はありません。

通常はロッドメーカーごとにくせはありますが、ある程度のバランスは保てれているので致命的な竿はある程度の物であればないでしょう。

ある程度の価値基準としての価格というのがありますが高ければ高いほど大丈夫そうですが、高い竿のなかには希少価値であったり、マニアックな目的用につくられた変な竿にあたった場合は使いにくい事もありますのでご注意を。